1954年に泰永汽車運輸有限公司として設立された株式会社:大榮汽車貨運は、沿岸の海産物から梨山などのフルーツを非主流地域まで送る農産物物流を含む国内貨物輸送サービスからスタートしました。現在では、4,000人を超える従業員と3,000台の車両を擁し、台湾全土とその周辺地域にサービス拠点と車両を展開する台湾有数の輸送サービスプロバイダーとなっています。
事業拡大の面では、2008年に嘉里大栄はLTL、常温物流、低温倉庫、低温配送の分野でサービスを提供するために再配置を実施し、さらに医療物流や海上・航空輸送、通関などのワンストップ付加価値サービスの分野にも進出しました。グループのグローバルリソースと幅広い物流ネットワークを統合し、相互に有益な顧客パートナーシップを構築するとともに、「台湾を開拓し、アジアを視野に、世界の動きを考える」というビジョンを達成すべく、嘉里大栄の品質とブランドを成功させることを目指して、日々邁進しています。
汐止区の二つの国道の交差点に位置し、基隆、内湖、南港に近い嘉里大栄は、バイオテクノロジー物流パークの設立に10億台湾ドル以上を投資し、台北地域のバイオテクノロジーとICT産業チェーンを結び、台北都市圏の人々の即時宅配という需要に応える予定です。2025年までに完成して使用許可が下りる予定で、450の雇用機会をもたらすでしょう。
また、インテリジェント倉庫、無人トラック、シャトルラック、パレットコンベアなどを備えた4階建てのグリーンビル物流工場で、1階と2階は常温物流センターとして、電子商取引などゼロコンタクト経済圏で求められる配送サービスをサポートし、3階と4階は医薬品コールドチェーン物流センターとして、新冠肺炎などのワクチン保管や完全物流などのワンストップ物流サービス、人工結晶体・人工腎臓・心臓カテーテル・骨釘などのバイオ医療材料のコールドチェーン保管にも対応していく予定です。
体験談
ポストコロナ時代に入り、住宅経済におけるワクチンの保管・配送の需要が高まっていきます。顧客が個人であれ法人であれ、物流業界は市場の動向に対応し、物流サービスにおけるリーディングポジションを維持するために、積極的にプロジェクトを打ち出さなければなりません。
そのため、新北市には、産業育成に適した土地の確保や、運送・倉庫業を集積し、空き地がすでに飽和状態にある汐止地区の未使用の軍用兵舎を使用することで、1.5万坪の乙種工業エリアが解放され、また、契約締結後も当社の投資に対する障壁を取り除くという市政府の姿勢は、嘉里大栄が安心して事業に専念できることに繋がっています。